AutoCADで図面を編集している際、特定のオブジェクト群を何度も選択し直す手間を省きたい場面があります。
今回は、一度選択した範囲を記憶させ、必要な時に再び呼び出す方法について解説します。
グループ化機能を応用する
選択範囲を記憶させるためには、「グループ化」の機能を用います。
グループ化は本来、複数の図形を一つにまとめて扱うための機能ですが、見方を変えれば「選択した範囲を記憶する」用途にも活用できます。
グループ管理コマンドの活用
通常の「グループ」コマンドではグループに名前を付けることができないため、今回は「グループ管理」コマンドを使用します。具体的な手順は以下の通りです。
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グループ管理ダイアログを開く
「グループ管理」コマンドを実行してダイアログを表示させます。 -
グループ名を入力する
「グループ名」の欄に、任意の名前(例:A、Bなど)を入力します。 -
オブジェクトを選択して作成する
「作成」ボタンをクリックし、図面上で記憶させたい範囲を選択します。
選択が完了したら右クリックで確定します。
別の範囲も記憶させたい場合は、同様の手順で新しい名前を付けて作成を繰り返します。
最後に「OK」ボタンを押してダイアログを閉じます。
記憶した選択範囲の呼び出し方
作成したグループを呼び出して、実際に編集作業を行う手順を解説します。ここでは「移動」コマンドを例にします。
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コマンドを実行する
移動コマンドを実行し、「オブジェクトを選択」のプロンプトを表示させます。 -
グループ(G)を指定する
ここでマウスを使って直接選択する代わりに、キーボードで「G」と入力し、エンターキーを押します。 -
グループ名を入力する
「グループ名を入力」と求められるので、先ほど作成したグループ名(例:A)を入力してエンターキーを押します。 -
編集作業を行う
指定したグループが選択状態になります。右クリックで選択を終了させた後、基点を指定してオブジェクトを移動させます。
まとめ
「グループ管理」を用いて選択範囲に名前を付けておくことで、後から指定の範囲をスムーズに呼び出すことができます。
日々の作図作業を進めるための一つの手法として参考にしてみてください。